今すぐ聞きたい
そんなあなたに!
LINEでお答え致します!

高次脳機能障害

高次脳機能障害とは

ケガや病気により、脳がダメージを受けると起こる症状です。
具体的には、【失語症】【記憶障害】【注意障害】【遂行機能障害】【社会的行動障害】【半側空間無視】【失認症】【病識欠如】などのことです。
外見上は問題なく生活できているように見えるため、気付きにくいという特徴があり、「見えない障害」とも言われています。
ヘルプマークを
ことばの相談室つなぐでは、症状や重症度に合わせたリハビリを行います。

失語症

話す、聞く、読む、書く、計算するの、ことばの側面のうち、どの側面が得意で、どの側面が苦手なのかを検査させていただき、症状に合ったリハビリを行います。
リハビリでは、生活に必要なことばの練習から始めるため、どのような生活をされているか、一日の流れや関わる人などの情報を共有させていただくこともあります。

注意障害

集中力がなく、一つのことに集中できない状態のことです。注意力障害は、大きく4つに分類されます。

・持続性注意の低下(続ける力)
一つのことに集中し続ける力のことです。
持続性注意力が低下すると、疲れやすい、注意が散漫になり一つの作業を続けることができない、すぐに休憩してしまうなどの症状がみられます。

・選択性注意(見つける力)
買いたい物を売り場から見つける、テレビ欄から見たいテレビ番組を探し出すなど、多くの情報から必要な情報だけを選ぶ力のことです。
選択性注意力が低下すると探したい資料が見つけれない、パソコンのキーボードから押したいボタンを探すことができない(入力スピードが遅くなった)、的を得ない会話になるなどの症状がみられます。

・転導性注意(注意を切り替える力)
作業中にかかってきた電話に気付くことができるなど、1つのことに注意を向けているときに、他の別のことに気付いて注意を切り替える力のことです。
転導性注意力が低下すると、仕事中に声をかけられても気づかない、話題が変わっても前の話ばかりしている、などの症状がみられます。

・分配性注意(複数のことを同時に行う力)
テレビを見ながら運動をする、電話をしながらメモを取るなど、いくつかのことを、同時に注意を向けながら行うという力のことです。
分配性注意が低下すると、簡単なことでも一度にしようとすると失敗してしまう、並行して料理を作ることができない、などの症状がみられます。
ことばの相談室つなぐでは、どの注意力が低下しているか評価し、状態に合ったリハビリを提案します。

その他症状について

生活の中で、どのようなことがお困りか確認させていただき、リハビリを行います。
生活の様子、仕事内容など情報共有をお願いすることがあります。

高次脳機能障害のリハビリは、目的をしっかり決め、目標達成のための情報収集(生活の様子、仕事内容)が必要ですので、リハビリご提案の前に現在の様子について質問、必要であれば簡易検査をさせていただくことがあります